群馬県前橋市の姉妹さまからのご依頼でした。

ご依頼の内容としては、実家整理となります。

お身内さまが他界され、実家は引き続き住むという人がいないという状態で置いた状態にありました。お身内である姉妹さまもご結婚などに伴い実家を出ているという、一般的なご事情です。

その後住む予定がない家というのは、売却予定であったりすれば、トントン拍子で予定が進んでいくものですが、一般的には亡くなられ、葬儀を終え、悲しみに暮れ、お片付けや遺品整理、今後の予定を考えるなどそれどころではないものです。

とはいえ、日々は続きます、お仕事などの生活も続きます。

やらなくてはとわかっていても、日常があるので、このお片付けの作業は後になり月日が流れるという環境も良く理解できます。

「とにかく生まれ育った実家を綺麗にして、亡くなられた祖父母達に喜んで欲しい気持ちなんです」この言葉を聞き、その背景にある感情までも想像し、祖父母さまのためにも頑張るぞと想いながらの作業でした。

ずっとずっと片づけて差し上げたかったんだな・・と優しいご依頼主さまのお気持ちがひしひしと伝わりました。

年月は多少流れてしまったのかもしれません。

ですが、この作業は「遺品整理」になるのだと思いました。故人への弔いの気持ちも含め、真心を込めて作業いたしました。

今回は建物事情で、2階の家具家電を内階段で下ろすことが不可能だったため、吊り下げ作業も行いました。

ビフォー・アフターと合わせてご覧ください。